ここでは、私がこれまでに、あちこちに書いてきた文章を掲載します。
その時々の、私の問題意識や思い、与えられたテーマに対する私の考えなどが表現されています。今となっては、気恥ずかしくなっていたり、古くなっているものもありますが、あなたに届け!
順不同。本文は、右の題名をクリックしてください。
これからも、順次、アップしていきます。乞うご期待?
但し、無断転載はお断り! 引用される場合はご連絡下さい。
共著書である「知っていますか?セクシュアル・ハラスメント一問一答」のなかのコラムから。
同書のコラムのなかでは、「引用したい」との問い合わせが一番多い。といっても、そういった問い合わせ自体がそうたくさんあるわけじゃありませんけどね。
その場合、自治体の広報誌など営利性のないもので、「セクハラ防止」の趣旨にかなうものであれば、出版社とも相談の上、OKを出しています。
「20××年には、こうなっていて欲しい」との願いを込めて、執筆したもの。PCの更新記録によると2000年3月13日に書いたもののよう。大阪弁護士会の月報に掲載。2013年6月現在、ほとんど実現していないのが悲しい。
甲乙丙丁というのは、いまや世間ではほとんど見かけませんが、法律家の世界では数字代わりに、けっこう使われます。例えば、事件の登場人物の仮称を、「甲野太郎」「乙山二郎」としたりなど。
部落解放 1997年 419号 特集 戸籍を考える 解放出版社
雑誌『部落解放』の「戸籍を考える」特集号に寄稿したもの。
表紙には特集の趣旨として、「結婚すれば婚姻届を出して戸籍に登録する。なにか当たり前のように思われている戸籍。一方で、結婚や就職の際の差別身元調査に利用されてきた戸籍。戸籍とはいったい何なのか。それは差別とどのように関係するのか。戸籍のもつさまざまな問題を考える。」とあります。
戸籍と家制度の関係について書いています。家制度が人を抑圧し、とことん女性を差別するものであること、戸籍が家制度、家意識を支えるものであることを述べています。
1997年に書いたものなのに、ちっとも古くなっていません。「戸籍をぶっとばせ」と書いたのに、婚外子の続柄の記載が改められたくらいで、戸籍も、戸籍が支える家意識もぶっとばせていないからです。夫婦別姓も頓挫したままですしね。
特集では、以下のような文章も掲載されていて、戸籍のもつ問題点をコンパクトにわかりやすくまとめられています。古い雑誌なので、手に入りにくいのが残念です。
対談 戸籍と家制度をめぐって 駒井昭雄 + 上杉聰
戸籍がつくる差別 佐藤文明
戸籍と子ども 婚外子差別を中心に 島津良子
戸籍と部落差別 藤井 貢
働く女性のための弁護団(WILL)有志、スウェーデン・オランダ訪問団で
2010年2月22日、キム・ミレ監督をお招きし、『Weabak:外泊』ウェバクの上映会を開催しました。
この文章は、会場で配るパンフレットに掲載するため、『外泊』の背景となった当時の韓国の労働事情をまとめたものです。
TPP(環太平洋パートナーシップ協定)を結ぼうとしている、現在の日本の状況を考えるとき、『外泊』から学ぶものは多いと思います。
この映画は、その後もいろんなところで上映されています。楽しく元気のでる、とてもいい映画なので、機会があればぜひ、ご覧ください!
アジアの女性非正規労働者がたたかう!
「結婚してから外泊するのはこれがはじめてだ」
キム・ミレ監督 『Weabak:外泊』ウェバク
2007年6月30日夜,500人の女性労働者たちが韓国ワールドカップ競技場にあるホームエバー・ハイパーマーケットのカウンターを占拠した。翌7月1日「非正規職保護法」が施行。ホームエバーを経営するイーランドグループは,レジ係の外注化や新賃金体系で,差別を固定化しようとしていた。非正規,正規の女性労働者たちはその差別的扱いに怒り,立ち上がったのだ。 『Weabak:外泊』(ウェバク)は,510日間続いた女性労働者たちの闘いを描く。女性たちはマーケットに毛布を敷きつめ,家を離れ,「外泊(泊まり込み)」を始めた。食料を持ち寄り調理し,互いの思いを語り合う。歌い,踊り,泣き,笑い,労働闘争はいつしか家族的役割からの解放の場を生み出す。
上は韓国での上映会のポスター。
weabak情報ホームページhttp://film.weabak.info/より引用。